設備・ロボットの権利管理
設備ごとの契約・割当・保有記録を、稼働や点検の情報とつなぎます。
想定する場面
主な対象設備メーカー、ロボット事業者、リース・運用事業者
配送ロボットROBOT-A-001に関する契約上の権利を1,000単位で管理し、取引先へ10単位を割り当てる例です。機体の所在や稼働記録は資産台帳で管理し、トークンの保有数と関連づけます。
この構成で確認できること
設備IDから契約、現在の保有数、割当・移転の履歴を確認でき、運用報告にも同じIDを使えます。
トークンと業務データの役割
トークンで表すもの
この構成では、設備そのものではなく契約で定義した権利の数量をFlexibleTokenで表します。返済条件付きの権利を扱う場合は、BondTokenとDebtManagerの構成を選べます。
業務システムで管理するもの
設備ID・機体番号、契約IDと版、運用者、稼働・点検・保険の記録。
対象の事業・資産・注文などのIDと、chainId・コントラクトアドレス・必要なtokenIdを対応づけます。受付の操作IDと確定した取引を関連づけることで、画面から処理の結果を追跡できます。
構成するコントラクト
| コントラクト | このケースでの役割 |
|---|---|
| FlexibleToken | 数量、発行上限、保有と移転を扱います。 |
| AgreementManager | 相手方とのオファーと承諾を記録します。 |
| Whitelist | 参加条件に応じた許可状態を参照します。 |
コントラクト名から、主要な操作・関連SDK・ソースコードを確認できます。利用する機能に合わせて構成を選び、業務側の承認や記録と接続します。
利用と処理の流れ
設備と権利を登録
資産台帳のROBOT-A-001へ契約とトークンアドレスを関連づけ、上限1,000・小数桁0を設定します。
10単位を割り当てる
承認した宛先へ発行し、操作IDと取引ハッシュを保存します。発行済みトークンの移転とは処理を分けます。
稼働情報を結び付ける
稼働時間、点検結果、運用報告を設備IDにひもづけます。計測データの収集は業務システムが担います。
保有と台帳を照合
確定した割当・移転を台帳へ反映し、対象のブロックや取得時点をそろえて保有数を確認します。
運用の設計ポイント
既存の業務との接続
設備制御や会計処理は既存システムと接続します。RWA Opsでは、設備向けの定義・発行・割当・運用記録を一つの業務フローとして扱えます。
割当と収益の扱い
トークンの保有数と、賃料の入金・分配は別の記録です。対象期間や契約条件をそろえて対応づけます。
このケースを実装する
次の実装パターンに、システム構成、データモデル、処理手順、SDKのコード例をまとめています。このケースに必要な部分から組み込めます。